基本情報

ヌードギャラリー
ヌード解説
東映の配信ファーストブランド「Xstream46」の第4弾作品として「なかだるみのしない46分」というコンセプトのもと制作された作品です。
2021年8月より各配信サイトで公開され、DMM動画「邦画人気ランキング」では2位を記録するほどのヒットとなりました。
本作の成り立ちは非常に個性的、越坂康史監督の「四十八手の映像撮影経験が戦いに生かせるのでは」という構想と大山喜三郎による原案が融合した結果、誕生した作品です。
そこに「愛する人と交わった後の『死んでもいい』という気持ちが、本当に死に至る性技だったら?」という発想が加わり、未知の暗殺拳「はだか拳」が誕生しました。
物語は、ネオトーキョーを舞台に、連れ去られた彼氏を救うため、小槙まこ演じる処女の主人公が「脱げば脱ぐほど強くなる」というこの恐るべき拳法を習得し、トリプルはだか拳を操る強敵たちと戦っていく…という、王道かつトンデモな展開がテンポ良く描かれます。
バカバカしさを愛せるかどうかが分水嶺
本作には、天使もえ、友田彩也香、海空花といった著名なAV女優が起用されており、画面に見事な華を添えています。
しかし実際の露出はだいたいバストトップのみに留まり、アクションがやや陳腐な割に過激度も控えめな印象です。
それこそひと昔前の低予算お色気ドラマレベルであり、90年代であれば地上波のゴールデンタイムでも余裕で放映できたであろう非常にマイルドな仕上がりとなっています。
一般層にも受け入れられやすいキャッチーなプロモーションの甲斐あってセールス的にはヒットした模様ですが、コアな映画ファンからの評価は決して高いとは言えません。
好意的な視聴層から感想の中でも、主にその「くだらなさ」と「ライトなお色気」を楽しむ文面が目立ちます。
本来であれば『ドリフ』や『バカ殿』がお茶の間で担っていたようなお色気枠を、コンプライアンスの厳しい現代という時代背景を盾に、わざわざ有料コンテンツとして展開している点は非常に興味深いところです。
とはいえ、天下の東映の配信ブランド、それなりの予算を積んで明確なコンセプトのもと制作されているため、映像自体は美しく仕上がっています。
ヌードは露出不足の感は否めないものの、魅力的に見せるための工夫は随所に感じ取れます。
ただ本作の評価を少し複雑にしているのは、主演の小槙まこがヌードを披露していない点でしょう。
彼女が脱いでいれば、視聴者の不満は幾分か軽減していたはずです。
東映ブランドという期待値、そして当時の小槙まこの旬を考えれば、そこを期待してしまうのは自然の摂理です。
タイトルに「はだか」と冠しているからこそ「すっぽんぽんじゃねーじゃん!」という文句を垂れたくなる視聴者心理も痛いほどよくわかります。
越坂監督は、エロスとコメディを混ぜたカジュアルでライトな作品を撮らせれば右に出る者がいないほどの敏腕です。
しかし今回は、その「ライトさ」を追求したコンセプトと豊富な経歴が、過激さを求める視聴者に対しては少し悪い方向に作用してしまったと言っていいでしょう。
総じて本作は、真正面から本格アクションや過激なエロスを期待して観る作品ではありません。
「バカバカしくてくだらない映画の中で、ついでに綺麗なヌードを拝める」という逆転の発想で、肩の力を抜いて楽しむのが正解なのだろうと思わせてくれる一本です。






























