『泪壺』（小島可奈子）のヘアヌード、すっぽんぽんギャラリー

基本情報

作品名	泪壺
公開日	2008年3月1日
監督	瀬々敬久
出演	小島可奈子、いしだ壱成、佐藤藍子、菅田俊、及川以造、西村みずほ、染谷将太、高山紗希、三浦誠己、佐々木ユメカ、蒼井そら、柄本佑、嘉門洋子、七世一樹

ヌードギャラリー

小島可奈子

ヌード解説

渡辺淳一の官能的な世界を、日本映画界の鬼才・瀬々敬久が映像化した傑作『泪壺』。
本作を語る上で、主演・小島可奈子の存在を抜きにすることはできません。
当時まさに表現者として「覚醒」した彼女がスクリーンで見せた、妖艶であまりにも美しいすっぽんぽん…。
それは日本映画史に残る、至高のヌードシーンとして今なお輝き続けています。

女優・小島可奈子「30歳の決意」

バラエティアイドルとしてデビュー後、女優としても活躍していた彼女ですが、20代の頃はヌードへの強い抵抗があったと語っています。
「ヌードの話はすごい頂いていたが、怖かった」「女として終わっちゃうんじゃないか、全部見せると…。すごい悪い事のような気がした」と後に語っています。

しかし、30歳を目前にその意識は変化します。
「私も年を取るんだなって思った」という焦りから、まずは友人とプライベートでヌード撮影を試みるなど、被写体として自身と向き合い始めました。
この主体的な探求心こそが、彼女を唯一無二の存在へと昇華させたのです。

ヌード表現の開花、そして『泪壺』へ

その決意は、芸術として結実します。
30歳を迎えた2006年に、初のヘアヌード写真集『Moon&Sun』を発売します。
さらに、本作『泪壺』の公開直前には、巨匠・篠山紀信が撮影した『隠花な被写体』をリリースし、その芸術性の高さで絶賛を浴びました。

巨匠・瀬々敬久が捉えた、完璧なる被写体

美人なのに、どこか憂いを帯びた影を持つ独特の存在感は彼女だけが持つ天賦の才です。
年齢を感じさせない美貌に加え、豊満なバストと荘厳さすら感じさせる陰毛…。
彼女が持つ「至高の肉体」を、瀬々敬久監督はまさに究極に完璧な塩梅でフィルムに焼き付けました。

瀬々敬久監督と言えば、代表作「トーキョー×エロティカ」「ユダ」「愛するとき、愛されるとき」「サンクチュアリ」など。
ヘアヌード、すっぽんぽんを撮らせれば、日本屈指の映画監督として知られる巨匠として知られています。

主張しすぎず、しかし観る者を十二分に満たす、計算され尽くした演出には、ただただ脱帽するしかありません…。
それは小島可奈子という素材が持つポテンシャルを、少しも損なうことなく観客に届けたいという、巨匠の強い意志の表れです。
「被写体としての彼女以上の魅力を持つ女優はそうはいない。」そう断言できるほどの説得力が、本作にはあります。