基本情報

| 作品名 | 牝猫たち |
| 公開日 | 2017年1月14日 |
| 監督 | 白石和彌 |
| 出演 | 井端珠里、真上さつき、美知枝、郭智博、松永拓野、吉村界人、吉澤健、村田秀亮、久保田和靖、白川和子、米村亮太朗、ウダタカキ、野中隆光、音尾琢真、山咲美花、天馬ハル |
ヌードギャラリー
井端珠里
美知枝
真上さつき
ヌード解説
本作は『アンチポルノ』などと同様、『ロマンポルノ・リブート・プロジェクト』の一作として制作されました。
監督は『凶悪』や『孤狼の血』で知られる、今や日本映画界を背負って立つ鬼才・白石和彌です。
ドラマとしての完成度を絶賛する声が多く上がっています。
しかし往年のロマンポルノファンからは不満の声が漏れているのも事実で、それは「すっぽんぽん描写の不足」です。
舞台は池袋のデリヘル、部隊設定はしっかりお膳立てされているにも関わらず、ロマンポルノ・リブート特有の厳格なマニフェストや、現代のコンプライアンスの壁に阻まれ、肝心のポルノチックな描写が極端に少ないです。
劇中で客に「服を脱げ」と命じられても、パンツを残した状態で「脱ぎました」とする演出には、さすがに「ありえない!」「そこは脱ぐところだろ!」とツッコミを入れたくなります。

パンツを脱がないデリヘル嬢
井端珠里 ネットカフェ難民のリアル
しかし、露出の多寡だけで本作を切り捨てるのは早計です。
主演・井端珠里が見せた覚悟のヌードは、量ではなく「質」において、観る者の心を抉ります。
かつてNHKの子役として活躍した彼女が演じるのは、家を失い、ネットカフェを転々とする極貧の女性・マサコ…。
その日暮らしの焦燥感と、男たちに消費される虚無感――そのギャップだけでも興奮材料ですが、彼女のヌードには生存本能が染みついています。
確かなことは、彼女の肢体がとてつもなく美しいということです、疲れ切った肌の質感、重力に逆らわないリアルなバスト、そして虚ろな瞳…。
作り物ではない生の女の肉体がそこにはあり、パンツ一枚隔てていようとも、彼女から放たれるフェロモンはスクリーンを突き破ってきます。
その脱ぎっぷりは、過去の清純なイメージを自らの手で葬り去るかのような、神々しいまでの覚悟に満ちています。
真上さつき シングルマザーの豊満な肉体
脇を固める女優陣も素晴らしい「獲物」たちです。
そして、幼い子供を抱えながら働くシングルマザー・理恵を演じた真上さつきです。
彼女の豊満な肉体は、母性とエロスの象徴として画面に鎮座しています。
生活感あふれる肉感的なボディは、本作のリアリティを底上げする重要な要素となっています。
もっと彼女の過激な姿を見たいという方は、映画『アルビノ』をチェックしてください。
そこでは彼女の秘められたポテンシャルが爆発しており、本作とは違ったベクトルでのエロスを堪能できます。
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配管工の屋島(不二子)は、自身の「女」という性に違和感を抱きながら生きていた。
ある日、仕事先で少女・九(真上さつき)と出会い、激しく求め合う中で初めて自らの性を受け入れる。
しかし、九とその父の姦淫を目撃したことで、欲望と嫉妬が入り乱れ、二人の運命は崩壊へと向かっていく。
美知枝 不妊に悩む主婦の、秘められた情熱
不妊治療の費用を稼ぐため、夫に隠れて風俗で働く主婦を演じた美知枝です。
表向きは貞淑な妻でありながら、裏では男たちの欲望を受け入れる――その背徳感がたまりません。
映画『世界で一番美しい夜』でもその肢体を披露していますが、本作における彼女の存在感は、寒々しい池袋の街に灯る暖炉のように観る者の本能を温めます。
本作でのヌードシーンは控えめですが、彼女の持つ独特の清楚さと、内に秘めたマグマのような情念のコントラストは一度見たら忘れることができません。
白石監督へのリベンジの期待
白石監督の持ち味である「暴力と性」の描写は随所に光っていますが、やはりリブート企画の制約という手枷足枷が本作のポルノとしての爆発力を抑制してしまった感は否めません。
女優陣のクオリティが極めて高く、彼女たちの「脱げる覚悟」が本物だっただけに、ひじょうにもったいない!
もし制約がなければ、間違いなく歴史に残るヘアヌード映画になっていたかもしれません、
いつか監督が制約から解き放たれ、井端珠里ら「牝猫たち」を再び招集し、本当の意味ですべてをさらけ出す続編、あるいはリベンジ作が発表されることを私たちは心待ちにするしかありません。























