基本情報

| 作品名 | 風に濡れた女 |
| 公開日 | 2016年12月17日 |
| 監督 | 塩田明彦 |
| 出演 | 間宮夕貴、永岡佑、テイ龍進、鈴木美智子、中谷仁美、加藤貴宏、赤木悠真、谷戸亮太、池村匡紀、前田峻輔、大西輝卓 |
ヌードギャラリー
間宮夕貴
鈴木美智子
中谷仁美
ヌード解説
ロマンポルノ・リブート・プロジェクトの中でも、ネット上や映画評論家の間で最高傑作との呼び声が高いのが、この『風に濡れた女』です。
ロカルノ国際映画祭でも上映され、その突き抜けたスクリューボール・コメディとしての完成度の高さに、海外の観客も沸き立ちました。
しかし真に注目すべきは、やはり女優たちの「脱ぎ」です。
本作では、間宮夕貴、鈴木美智子(現:美智)、中谷仁美というタイプの異なる3名の美女が、それぞれの武器を携えて過激なヌードを披露しています。
間宮夕貴 ヘアを超越した、捕食者のエロス
現在では緩和されていますが、この頃の日活ロマンポルノ「ヘアヌードはNG」という慣習?制約?がありました。
『甘い鞭』や『屋根裏の散歩者』で堂々たるヘアヌードを披露し、黒き聖域を我々に解放してくれた主演・間宮夕貴だけに、過激な演出を期待して肩透かしを食らったと感じる方もいるかもしれません。
しかし断言します、彼女のヌードにもはやヘアの有無など関係ありません。
本作での彼女は、理性をかなぐり捨てた野生の獣そのものです。
水に濡れ、泥にまみれ、獲物を追い回す彼女の肢体は、生命力に満ちあふれスクリーンから汗とフェロモンが噴き出してくるような錯覚すら覚えます。
その豊満なバストが揺れるたび、引き締まったヒップが躍動するたび、私たちは生きるという行為の根源的なエロさに打ちのめされます。
中谷仁美 原石が放つ、素朴で強烈な輝き
そして、当時27歳でその才能の片鱗を見せつけた中谷仁美です。
彼女は間宮のような生まれ持った強烈な魅力とは対照的な、磨けば光る原石のような輝きを放っています。
素朴な顔立ちの中に潜む、独特の可愛らしさと危うさ…。
彼女が服を脱ぎ捨てた瞬間に現れる、無防備で柔らかなすっぽんぽんは、物語に切なさを与えています。
「ヌードによって、ようやくその才能が世に放たれた」――そう感じさせるほど、彼女の脱ぎっぷりには迷いがありません。
邦画界でもっと評価されるべき、隠れた逸材の開花の瞬間を目撃できる貴重なフィルムです。
鈴木美智子 正統派美人が見せる、大人の色香
さらに、現在は「美智(よしとも)」の名で活躍する鈴木美智子の存在も忘れてはなりません。
彼女が披露するのは、スラリと伸びた手足、完璧なバランスを誇るモデル級のプロポーションです。
まさに正統派美人の極み、 間宮や中谷といった若手のエネルギーに対し、彼女は洗練された大人の色香で画面を引き締めます。
準主演という立ち位置でありながら、一切の出し惜しみなく美しい肢体を晒すそのプロ根性は、ドラマや映画への起用が増えた現在の活躍にも繋がっているのでしょう。
彼女のクールな美貌と、熱を帯びた肌のコントラストは、作品に極上のメリハリを与えています。
監督によるメジャーとポルノの融合
監督は、『黄泉がえり』『どろろ』などのヒット作で知られる巨匠・塩田明彦です。
一見ポルノとは縁遠いメジャー監督の起用に驚かされましたが、実は彼はVシネマの現場で腕を磨いた経歴の持ち主です。
今回のプロジェクトにおいて、彼は「ポルノ」と「映画」を完璧に融合させ、まさにお手本のような傑作を作り上げました。
制約の中でも女優を美しく、そしてエロティックに撮る術を知り尽くした監督の演出力が、3人のミューズを最高に輝かせているのです。
総評
日活ロマンポルノという枠組みに不満はあるものの、それを補って余りある女優たちの熱演と、監督の確かな技術…。
色眼鏡で見ずにこの作品に触れれば、そこには邦画が忘れかけていた猥雑で美しいエネルギーが渦巻いています。
間宮夕貴の野性、中谷仁美の純朴、鈴木美智子の美貌… 三者三様のヌードが織りなす『風に濡れた女』は、間違いなく必見の一本です。






















