基本情報

| 作品名 | 花と蛇 |
| 公開日 | 2004年3月13日 |
| 監督 | 石井隆 |
| 出演 | 杉本彩、野村宏伸、石橋蓮司、遠藤憲一、未向、伊藤洋三郎、卯月妙子 |
ヌードギャラリー
杉本彩
未向
卯月妙子
ヌード解説
「花と蛇」――それはSM文学の巨匠・団鬼六の代名詞であり、1970年代から日活ロマンポルノで映像化され一時代を築いた伝説的なシリーズです。
その禁断のタイトルが2004年、東映の手によって21世紀のスクリーンに蘇りました。
監督に迎えたのは「甘い鞭」「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」「人が人を愛することのどうしようもなさ」で知られ、人間の業と情念を描く名匠・石井隆です。
そして主演にはまさに平成のセックスシンボル、杉本彩を抜擢します。
この大胆なリメイクは社会現象とも言える「花と蛇」旋風を巻き起こし、その記念すべき第一作が本作です。
覚悟が宿る「静子」の魂
本作の成功は、主演・杉本彩の存在なくしては語れません。
当時すでに絶大な知名度を誇っていた彼女が、なぜこの過酷な役を引き受けたのか…? その答えはスクリーンに映る彼女の「覚悟」にあります。
スタントやボディダブルを一切使わず、過酷な緊縛やSM描写に自らの身体で挑んだそのプロ意識は作品に凄まじい緊迫感とリアリティを与えました。
しかし本作の真価は単なる体当たりの演技に留まりません。
物語序盤、貞淑で気位の高い妻「遠山静子」が見せる恐怖と抵抗の表情を見せます。
それが中盤以降、責められる中で徐々に悦びを覚え、終盤には自ら性を解放する恍惚の表情へと変わっていくのです。
この繊細で複雑な心の移ろいを、台詞に頼らず目つきや息遣いだけで表現した演技力は圧巻の一言です。
杉本彩は「エロスの伝道師」という唯一無二のパブリックイメージを確立、女優やモデル業にとどまらず、タレントとしてバラエティ番組でも大きな存在感を放つようになります。
ヘアヌード写真集は多数出版されていますが、映画でのヘアヌードは少なく「愛の新世界」「ガールフレンド」「R-18文学賞 Vol.1 自縄自縛の私」などの印象的なヘアヌード作品にも出演はしていますが、残念ながらヌードは披露していません。
それでも何作かは魂のこもったすっぽんぽんを披露している作品もあるので、機会があったらご紹介します。
関連商品
杉本彩写真集 ENFIN - 1993/4/1
杉本彩が初めてヘアヌードを解禁した伝説の一冊「ENFIN」。
フィルムならではの美しい質感の中、芸術的なセットで彼女の抜群のプロポーションが際立ちます。
惜しげもなく披露される美巨乳や、メイクで変化する妖艶な表情も大きな魅力。
エロスとアートが両立した、時代を超えて輝きを放つ必見の写真集です。
脇を固める女優たちの壮絶な熱演
本作の凄みは、脇を固める女優陣の熱演によってさらに増幅されています。
未向(野島京子 役)
性的な責めを受ける女ボディガード・野島京子を演じたのは、当時「脱げる女優」として業界で重宝されていた未向です。
映画「サンクチュアリ」のヘアヌードも記憶に新しい未向ですが、本作でも見事なヘアヌードを披露しています。
彼女もまた、すっぽんぽんでの十字架磔やM字開脚での緊縛吊りといったハードなシーンの数々を、前貼りすら使用せずに演じきったという驚異の女優魂を見せつけました。
関連商品
未向写真集 LOVE POLA - 2003/10/10
リリー・フランキー氏が「エロくて切ない愛の詩」と絶賛した、人気女優・未向の伝説的な初ヘアヌード写真集。
クールな美貌の奥に秘められた、少女のような無防備さと生々しい官能が交差します。
スレンダーな肢体の全てを惜しみなく晒した、彼女の原点にして頂点とも言える必見の一冊です。
卯月妙子(死体 役)
元AV女優であり、自身の壮絶な人生を描く漫画家としても知られるカルトの女王・卯月妙子も、死体役として鮮烈なヘアヌードを披露します。
一瞬の出演ですが、その存在は作品の持つ異常性と残虐性を際立たせる上で不可欠な要素となっています。
この難役を快諾する彼女のアーティストとしての矜持が、映画の深みを一層増しているのです。
日本映画史を変えた衝撃作
本作は単なる話題作で終わらせてはいけません…。
石井隆監督の揺るぎない美学と、杉本彩をはじめとする女優陣の文字通り命を懸けた熱演が結実し「ヌードがいかに物語の核心となり得るか」を証明しました。
本作の成功を機に、邦画におけるヘアヌード表現はより大胆かつ芸術的なものへと進化していったように思えます。
2000年代の日本映画における性の価値観を変えた、極めて価値の高い一作であると言えるでしょう。


































































