基本情報

ヌードギャラリー
白鳥智恵子
栗林知美
白鳥智恵子、栗林知美
清水ひとみ
ヌード解説
1990年代のVシネマ最盛期、数多くの作品が生まれては消えていく中で、確かな原作の力と女優たちの体当たりの熱演によって今なお語り継がれる一本があります。
それが本作『新82分署』です。
本作は単なるお色気作品に留まらず、人気シリーズの歴史とそれぞれ異なる魅力を持つ3人の女優のすっぽんぽんが交錯する非常に厚みのある作品となっています。
原作は巨匠・篠原とおるの「ワニ分署」
本作の骨子となっているのは『さそり』などで知られる巨匠・篠原とおるが『週刊プレイボーイ』誌上で連載した人気漫画『82分署』です。
一度噛みついたら離さない「ワニ」の如く、執念の捜査を行う女刑事コンビの活躍を描いたこの原作は、作者の真骨頂である「エロティック・バイオレンス」と「強く美しい女性像」が色濃く反映されており、その魅力的な世界観から何度も映像化されてきました。
それぞれの映像化作品は、時代の空気と主演女優の個性を映し出す鏡のような存在となっています。
関連商品
『さそり』の篠原とおるが放つ傑作アクション・サスペンス『ワニ分署』!警視庁の秘密組織、通称「ワニ分署」に配属された美人刑事・火野三夏と巨漢の相棒リン。
連続爆破魔、謎の軍団、洗脳された仲間…次々と襲い来る巨悪の陰謀を、“食いついたら離さない”二人は食らい尽くせるのか!?
日活ロマンポルノの後期、アクション性を強化した路線で製作された劇場版『スーパーGUNレディ ワニ分署』これが最初の映像化作品と言われています、監督は巨匠・曽根中生です。
主演にはクールビューティーの代名詞であった夏樹陽子を迎え、原作の持つハードボイルドな魅力を70年代ならではの荒々しい熱量と共に描き切りました。
関連商品
日活100周年邦画クラシックス スーパーGUNレディ ワニ分署 - 2013/04/02
篠原とおるの人気劇画を原作に、女刑事ふたりの巨悪との闘いを描いたバイオレンスアクション。
公務員の犯罪摘発及び防止を担う警察庁内の秘密捜査組織・ワニ分署に勤める異色の女コンビが、事件を解決していく。
横山エミーとジャンボかおる主演。
90年代を迎え、当時グラビアクイーンとして絶大な人気を誇った井上晴美を主演に据えた劇場版『82分署』が1995年に公開されます。
Vシネマとは一線を画すメジャー作品として彼女のグラマラスな魅力を前面に押し出し、よりエンターテインメント性を高めた作風で新たなファン層を獲得しました。
関連商品
82分署 - 2001/08/25
警視庁82分署、通称ワニ分署。
凶悪犯罪を担当するこの特殊セクションには美貌と肉体を武器に、文字通り体当たりで捜査に当たる女刑事たちがいた。
井上晴美主演のエロティック・バイオレンス。
そして90年代後半のVシネマブームの中で、シリーズはさらにディープな世界へと突入します。
まず吉野公佳主演で『82分署 Rebirth』が製作され、それに続く形でキャストを一新したのが本作です。
関連商品
82分署 Rebirth - 2001/08/25
ワニ分署と呼ばれる、警視庁特殊セクションで凶悪犯罪に挑む女刑事の活躍を描くエロティック・バイオレンス第2弾。
本作で主人公、三夏を演じるのは原久美子。官能と衝撃が観るものを圧倒する。
つまり本作は劇場版2作とVシネマ版の前作を経て生み出されたシリーズ映像化第4弾にあたり、劇場公開作品の制約から解放されたVシネマだからこそ可能な、よりディープで過激なエロティシズムとバイオレンスを追求した作品として誕生したのです。
Vシネマの女王が見せる「覚悟のヌード」
本作の最大の魅力は主演・助演・悪役の三者が、それぞれの役柄とキャリアを背負って惜しげもなくヌードを披露している点にあります。
まずは主人公の女刑事・火野三夏を演じるのは、Vシネの女王として知られる白鳥智恵子です。
彼女の経歴は異色で、キャリアの出発点は中原俊監督の名作『櫻の園』(1990年)。
この文芸作品で瑞々しい演技を見せた彼女が、90年代半ばからVシネマの世界に飛び込み、『Zero WOMAN』シリーズなどでトップスターへと上り詰めた事実は、彼女の持つポテンシャルの高さを物語っています。
本作で見せるヌードは、単なる濡れ場に留まりません。
捜査のために男性の前ですっぽんぽんになる(CMNF)シーンなど、屈辱や覚悟を表現するための「演技としての裸」が随所に盛り込まれており、Vシネマの女王たる所以を強く感じさせます。
関連商品
白鳥智恵子写真集 Sirene – 2002/7/31
映画「櫻の園」でのデビューから10年。女優・白鳥智恵子、待望のヘアヌード写真集。
南の楽園に、存在感をもって浮かびあがるパーフェクトボディ、特に迫力あるバストには魅了されること間違いなし。
安心と信頼の「職人的ヌード」
主人公の相棒となる新人刑事リンを演じるのは、栗林知美です。
数多くのVシネマやセクシー系の映画に出演し、このジャンルのファンにとっては「彼女が出ていれば間違いない」と言わしめるほどの安定感を誇る女優です。
私生活では、あのたけし軍団の松尾伴内と結婚したことでも知られ、その意外な一面も彼女の魅力を深めています。
本作では、若さと情熱溢れる刑事役として、白鳥智恵子のクールな魅力とは対照的な、柔らかで生命力に満ちたヌードを披露します。
作品世界に確かな説得力と色気を加えています。
栗林知美に関しては「借王」シリーズにてヘアヌードも披露しています、こちらのチェックもお忘れなく!
関連商品
栗林知美写真集 LOVERS - 1996/2/20
90年代Vシネマを彩った個性派女優・栗林知美、初の写真集。
沖縄の開放的な空の下、健康的でしなやかな肢体を惜しげもなく披露しています。
あどけなさが残る表情と、大人の女性を感じさせる大胆なショットのギャップが魅力。
彼女のファンならずとも、その存在感に引き込まれる一冊です。
物語を締める「妖艶なヌード」
そして物語の悪役として強烈な印象を残すのが清水ひとみです。
ヒーローサイドだけでなく、敵役にも魅力的なヌードを配置することで、物語の緊張感とエロスは飛躍的に高まります。
彼女もまたストリッパーとして活動後、90年代のVシネマシーンを支えた女優の一人であり、その妖艶な雰囲気と悪女役のハマりっぷりは見事の一言です。
主人公たちを追い詰める存在として、その裸体は危険な香りと退廃的な美しさを放っています。
関連商品
清水ひとみ 東京ストリップ - 1998/8/6
東京の街を舞台に、剥き出しの肉体と魂を過激かつアートに切り取ります。
単なるヌード集ではなく、挑発的なセッションの記録であり、被写体の唯一無二の存在感が爆発する一冊です。
ヘアが見えないからこその魅力
本作はVシネマでありながら、期待されたヘアヌードはありませんでした。
しかし、それこそが本作の価値を高めているとも言えます。
規制の中でいかに女優の身体を魅力的に、そして物語に沿った形で官能的に見せるかという製作陣の工夫が凝らされており、結果として女優たちの表情や仕草、そしてシチュエーションの面白さに集中できる作品に仕上がっています。
『新82分署』は、確固たる原作の世界観を背景に、それぞれ異なる道を歩んできた3人の女優がそのキャリアの一時期にすっぽんぽんで交錯した奇跡のような一作です。
90年代Vシネマの熱気と、女優たちのプロフェッショナリズムを堪能できる必見の作品です。



































