基本情報
| 作品名 | イチジクコバチ |
| 公開日 | 2011年1月29日 |
| 監督 | サトウトシキ |
| ヌード女優 | 水井真希 |
| ヘアヌード | ✖ |
ヌードギャラリー
水井真希
ヌード解説
常に時代の先端を走り続けた「青春H」シリーズ、その第7作目 城定秀夫監督による『イチジクコバチ』はシリーズの中でもひときわ異質な、そして忘れがたい作品として存在しています。
その理由はただ一つ、主演を務めた女優・水井真希がその身を削るようにして放つ圧倒的なまでの存在感に他なりません。
本作で水井真希が披露するフルヌードは他の作品とは一線を画します。
それは一瞬の衝撃ではなく、長く、じっくりと彼女の全てをカメラの前に晒し続けるという、あまりにも無防備な姿です。
アングル的にヘアが映ることはありませんが、それ以上に彼女の肌のぬくもりや呼吸までが伝わってくるかのような生々しさが、観る者に迫ります。
特筆すべきは、彼女が「女優」であることへの強いこだわりです。
10代で園子温監督作品に触発され映画の世界を志し、着エロアイドルとして人気を博しながらも、AV女優であることは一貫して否定していました。
彼女のヌードはあくまで映画という表現の場で、役柄として生きるための、純粋な手段だったのです。
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Full-NUDE 水井真希 - 2010/9/15
「GOKUERO」レーベルの新シリーズ「Full-NUDE」第1弾に、ロリボディの水井真希が登場。
新婚妻に扮し、裸エプロンでお出迎えをしてくれたかと思えば、ボディペイントのみで積極的に逆ナンを敢行する!
彼女の人生が、決して平坦な道のりではなかったことは、多くの人が知るところです。
性被害者としての経験を告白し、それを原動力に映画を製作するなど、その創作活動は常に自身の壮絶な人生と共鳴していました。
ソーシャルメディアでの発言が波紋を呼び、逮捕を経験するなど、その生き様は常に危うさをはらんでいました。
そして2023年、あまりにも早すぎる彼女の訃報が伝えられます。
彼女の人生を軽々しく評価することはできません。
しかしその壮絶な人生が、彼女の演技に、他の誰も持ち得ない、凄まじいまでのリアリティと「業」のような深みを与えていたことは紛れもない事実です。
あどけなさが残るベビーフェイスと、艶やかな黒髪のロングヘア。
その見た目とは裏腹に、痩躯ながらしっかりとした大人のボディ、心の奥底に宿した底知れぬ激情。
当時の年齢は20歳か21歳でしょう、彼女がもし脱がなくても、その唯一無二の個性でトップ女優になっていたかもしれません。
そう確信させるほどのポテンシャルを、本作の彼女は確かに見せてくれます。
若くしてこの世を去った彼女の不在は、悔やんでも悔やみきれません。
しかし、彼女の魂はフィルムの中に永遠に焼き付けられています。
残された我々にできることは、彼女が遺した作品を鑑賞し、その一糸まとわぬ姿で挑んだ魂の熱演を通して、「水井真希」というとてつもない女優が確かに存在したという現実を深く胸に刻むことだけです。
水井は同じく青春Hシリーズの「星の長い一日」「マリア狂騒曲」にも出演し、ヌードを披露しています。
そちらの記事も確認を忘れぬようお願い致します。








