
日本映画界を支える巨匠
廣木隆一監督は、1954年生まれ福島県出身。
1982年に『性虐!女を暴く』でピンク映画監督としてデビューし、低予算かつ過酷な現場で映画制作の基礎と人間の生々しさを徹底的に叩き込まれました。
その後一般映画へと進出しサンダンス・フィルム・フェスティバル in トーキョーでグランプリを受賞した『800 TWO LAP RUNNERS』などで高く評価されます。
近年では『ストロボ・エッジ』や『オオカミ少女と黒王子』といった少女漫画原作の大ヒット映画を数多く手掛けるヒットメーカーとして知られています。
しかしコアな映画ファンが愛してやまないのは、彼が描く「ヒリヒリするような女の性と孤独」そして限界突破のヌード描写です。

ヒリつくような女の性と孤独を描いた、監督デビュー作「性虐!女を暴く」
廣木隆一監督が描くヌードの特徴と魅力
廣木監督が世に送り出すヌードの最大の魅力は「ドキュメンタリーのような嘘のない長回し」にあります。
彼のカメラは、女優たちの肌を舐め回すようなエロティックな視点をあえて避け、少し離れた位置からじっと見つめ続ける長回しを多用します。
カットを割らないため、ごまかしが一切きかない…、女優たちはその緊張感の中で、着飾った社会的な自分から、本能のままの「ひとりの生身の女」へと変貌していくのです。
だからこそ彼の作品におけるすっぽんぽんは、ただ服を脱いだ状態を指すのではなく「心の鎧を脱ぎ捨てた魂の解放」そのものです。

心の鎧を脱ぎ捨てた魂と『陰毛』の解放
不器用で、傷ついていて、でもたまらなく愛おしい…。
そんな女性の最も無防備で美しい瞬間を切り取る手腕において、廣木監督はまさに天才と言えます。
廣木監督が手掛けた作品たち
廣木隆一監督のカメラには、ある強烈なジンクスが宿っています。
それは彼の前で一糸纏わぬすっぽんぽんを披露した女優たちが、例外なくその後「真の実力派女優」として凄まじい覚醒を遂げていくという事実です。
彼が描くエロティシズムは、女性たちが抱える虚無感や社会の閉塞感…頭の中で鳴り響くノイズをすべて脱ぎ捨て、己の魂を解放するための儀式なのです。
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あてのない道中で心と体を解放していく、飾り気のないリアルで生々しい濡れ場。
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清純なイメージを完全に打ち破り、愛と破滅へ向かって疾走する汗ばんだ肌と無防備なフルヌード。
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夜の街で交錯する愛憎と欲望を剥き出しにした、女優陣の体当たりの脱ぎっぷり。
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行き場のない閉塞感を抱えながらも、「生きるために肌を晒す」悲哀に満ちた美しきすっぽんぽん。
彼女たちがカメラの前に晒したのは、ただの肉体ではなく不器用で切実な生き様そのものでした。
廣木監督のマジックによって、女優たちの魂までもがすっぽんぽんにされた痛いほどにリアルな名描写の数々です。
それでは彼女たちが覚醒を果たした凄絶な瞬間の記録を、じっくりとご覧ください。
『夕方のおともだち』

『物陰に足拍子 より MIDORI』

『不貞の季節』

『ガールフレンド』

『彼女』

今後の活躍への期待とエール
現在の廣木監督はキラキラした青春映画から重厚なミステリーまで、あらゆるジャンルを撮りこなす日本映画界の重鎮です。
しかし、長年のファンとしては、やはりピンク映画出身という彼の原点である「むき出しの性と暴力、そして人間の業」に焦点を当てたR指定のディープな作品を定期的に世に放ってほしいと願わずにはいられません。

「むき出しの性と暴力、そして人間の業」
コンプライアンスを気にして表現が丸くなりがちな現代だからこそ、女優が「廣木監督になら全てを委ねられる」と覚悟を決め、己の限界を超えていくような、ヒリヒリとした極上のすっぽんぽん映画をこれからも撮り続けてほしいですね。
そして新たな実力派女優をその手で覚醒させてくれることを、心から期待しています!









