基本情報

| 作品名 | 世界で一番美しい夜 |
| 公開日 | 2008年5月24日 |
| 監督 | 天願大介 |
| 出演 | 田口トモロヲ、月船さらら、市川春樹、松岡俊介、美知枝、斎藤歩、江口のりこ、大河内浩、佐野史郎、三上寛、石橋凌、橋本まゆみ、桃生亜希子、有川蒼馬、井川遥 |
ヌードギャラリー
月船さらら
美知枝
女優名不明
乱交シーン
ヌード解説
天願大介監督が描く、奇妙でエネルギッシュな群像劇『世界で一番美しい夜』。
本作はR-15指定作品であり、その官能的な描写も大きな特徴の一つです。
主演・月船さらら
本作の最大のハイライトは、主演・月船さららが見せる見事なヌードシーンにあります。
元宝塚のトップスターという経歴を持つ彼女が、その肩書きを脱ぎ捨てて挑んだヘアヌードは、まさに圧巻の一言です。
鍛え上げられたしなやかな身体と、憂いを帯びた表情が相まって、芸術的なまでの官能美をスクリーンに焼き付けています。
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月船さらら [SHINOYAMA.NET Book] – 2017/8/10
初のヌード写真集『FREE』(篠山紀信撮影、小学館)とdigi+KISHIN DVD(小学館)での鮮烈ヌードが話題となり、映画『世界で一番美しい夜』(08天願大介監督)ではヒロインを演じ、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を獲得。
09年1月には舞台『淫獣』(天願大介演出)でますますその評価を高める。
今回は話題の写真集『FREE』(小学館)で挑んだ作品を厳選した高画質画像50枚のデジタル写真集としてお届けいたします。
本作は彼女にとって女優としてのキャリアの転機となる作品でしたが、その後の目立った活躍に繋がらなかった点は惜しまれます。
宝塚出身の女優は映像分野でのデビューが遅くなる傾向にあり、彼女も当時すでに30代です。
もし、より早い段階でその才能が映像界に見出されていれば、また違ったキャリアパスがあったかもしれません。
ちなみに「完全なる飼育 étude」にも出演はしていますが、ヌードは確認できません。
R-15指定の核心
本作がR-15指定となった要因であるクライマックスの乱交シーン、しかし個々のヌードをはっきりと見せることを目的としたシーンではありません。
むしろ、大勢の人間が入り乱れる様子を引きのアングルで捉えることで、個人の識別を困難にし、祝祭的な共同体の「熱狂」や「カオス」そのものを描こうとしています。
これは、理性を超えた生命力の爆発を表現するための、天願大介監督の意図的な演出と言えるでしょう。
そのため、「誰のヌードが見られるか」という視点で観ると、物足りなさを感じるかもしれません。
その混沌とした映像の中で、今や日本映画に欠かせない実力派女優・江口のりこの姿をかろうじて確認できるのが、ある意味で見どころと言えるかもしれません。
江口のりこの確かなヌードを見たい場合は「戦争と一人の女」の視聴を絶対的にオススメいたします。
その他のヌードシーンについて
『牝猫たち』でも大胆な演技を見せた美知枝も、本作でヌードを披露しているとされています。
しかし、非常に遠いアングルかつ一瞬のシーンであり、本人であるかの判別は極めて困難です。
この描写もまた、個々のキャラクターではなく、作品全体の祝祭的な雰囲気を構成するための一要素と捉えるのが妥当でしょう。
生命賛歌としての映画体験
『世界で一番美しい夜』は、生命力に満ちた奇祭を描いたアートフィルムとして観るべき作品です。
ヌードシーンに関しても、月船さららの圧倒的な覚悟と美しさは特筆すべきものですが、それ以外のシーンはあくまで全体の熱狂を表現するためのパーツとして機能しています。
「女優のヌード」を期待して観ると肩透かしを食う可能性はありますが、月船さららという女優が放つ唯一無二の存在感と、奇妙で美しい映画体験を求める方には強くおすすめできる一作です。
























