基本情報
| 作品名 | 赤×ピンク |
| 公開日 | 2014年2月22日 |
| 監督 | 坂本浩一 |
| 出演者 | 芳賀優里亜、多田あさみ、水崎綾女、小池里奈、山口祥行、桃瀬美咲、榊英雄、品川祐 |
ヌードギャラリー
芳賀優里亜
多田あさみ
芳賀優里亜、多田あさみ
ヌード解説
本作は芳賀優里亜と多田あさみがヌードを披露し、特に芳賀優里亜はヘアヌードまで見せています。
監督の坂本浩一が作家・桜庭一樹の同名小説を原作に、「エロティックアクション」という新境地に挑んだ作品です。
物語は東京・六本木の廃校で夜な夜な開催される非合法の女子格闘技ショー「ガールズブラッド」を舞台に展開されます。
主演の覚悟とヘアヌード
本作はフルヌードが前提だったため、主演の担い手探しは難航しました。
その中でプロデューサーの知人であった芳賀優里亜に白羽の矢が立ち、彼女は主人公・皐月役を引き受けキャリア初にして唯一のヌード、さらにはヘアヌードまで披露するという大きな決断を下しました。
ヌードには肯定的であったものの、この作品以外での露出経験はありません。
出演の決め手について芳賀優里亜自身は監督の坂本浩一の人柄や作品への情熱に感銘を受け、この監督とならできると確信したと語っています。
監督からフルヌードに対するネガティブなイメージをプラスに変えていこう、不安な点は事前に話し合って撮影に臨もうという言葉を受け、出演への後押しとなったようです。
また原作小説の内容に惚れ込んだことも出演理由の一つでした。
彼女にとってフルヌードの決断は最初で最後という強い覚悟で臨んだ大きな挑戦であり、監督とはヌード描写の必要性や表現方法について深く話し合い、女性が見ても美しくかっこいいヌードにしたいという強い意志を監督に伝えたとされています。
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劇中では確かにヘアヌードが確認できますが、描写がどこかピンボケしているように見受けられます。
ひじょうに美しいヌードシーンであっただけに、ここぞという場面での演出の甘さが作品の評価に大きく影響するのではないかと、微細な点への不満がより大きく感じられる結果となっています。
それでも彼女の出し惜しみしない女優魂は称賛に値し、この一作に全てをかけていることが伝わってくると高く評価する声もあります。
ラブシーンは非常に濃厚に描かれており、特に芳賀優里亜のヘアヌードを含む全身をさらけ出した姿は艶めかしく魅力的に映っていたと評されています。
この作品を通じて女性の素肌の美しさを改めて認識したという感想もあったほどです。
多田あさみのセミヌードと評価
一方千夏役の多田あさみについては、劇中でラブシーンにおいてヌードを披露していますが、バストトップすら確認できないセミヌードに留まっています。
彼女の美しいヒップラインは評価されているものの、役柄的にもフルヌードが可能な女優を起用してほしかった、あるいは少なくともトップレスにはなってほしかったなど、より大胆な露出を期待する声が多かったそうです。
主演女優のキャスティングが難航した経緯を考慮すると、助演のヌード描写においてもある程度の妥協があった可能性が示唆されており、ヘアヌードOKの女優は日本にも数多くおられます。
ですが、本作における制作陣が求める年齢やビジュアル、過去のヌード経験の有無といった制約が影響したのではないかと推測されています。
ディレクターズ・ロングバージョンについて
本作は、R15+指定で公開された劇場版（118分）と、R18+指定の「ディレクターズ・ロングバージョン」（127分）という二つのバージョンが存在します。
ディレクターズ・ロングバージョンは劇場版より約9分長く、ド迫力のバトルアクションシーンや、オリジナル編集版で描かれていた美しいラブシーンが復活したとされています。
これにより監督の意図がより完全に、そしておそらくはヌード表現においてもより露骨に反映されたものになっていると推測されます。
文学とアクション、エロティシズムの融合と課題
作家・桜庭一樹の文学作品を原作としながら、特撮アクションで名を馳せた坂本浩一がメガホンを取り、さらにエロティックな要素を前面に押し出すという組み合わせは、本作に固有の緊張感と独自性を与えています。
これは単なるエロティック映画でも、純粋なアクション映画でもない、ジャンルの境界を意図的に曖C昧にする試みと見ることができます。
桜庭一樹の原作が持つ少女たちの内面描写や心理的葛藤といった文学的要素が、坂本浩一のダイナミックなアクション演出と、本作で前面に出されるエロティシズムとどのように融合し、あるいは反発し合うのかが、作品評価の核心となるでしょう。
芳賀優里亜の最初で最後のヌードを含め、女優陣の体当たりの演技は評価される一方で、ヘアヌード描写のピンボケ感や演出の甘さといった細かな点への不満は、作品全体の評価に影響を与えかねない要素として指摘されています。
ディレクターズ・ロングバージョンで、これらの点がどの程度解消され、監督の意図する表現が追求されているのか…確認が出来次第、補完記事の作成を致します！