基本情報
| 作品名 | エレナー電気工業 |
| 公開日 | 2011年12月17日 |
| 監督 | 寺内康太郎 |
| ヌード女優 | 藤原よしこ、若狭ひろみ |
| ヘアヌード | ✖ |
ヌードギャラリー
藤原よしこ
若狭ひろみ
ヌード解説
常に新しい才能と表現を模索し続けた「青春H」シリーズ。
その第18作目として、ホラー映画の鬼才・寺内康太郎監督が手掛けた『エレナー電気工業』は、シリーズの中でも特にユニークなキャスティングで異彩を放つ一作です。
本作の主役は、若手ではなく酸いも甘いも噛み分けた二人のベテラン女優です。
彼女たちが見せる「大人の演技」こそが、本作最大の魅力です。
本作で大胆なヌードを披露し、強烈な印象を残すのが、女優・yoshiko（藤原よしこ）です。
当時30代半ば、シリーズがテーマとする「青春」という言葉からは少し離れるかもしれませんが、だからこそ表現できる妖艶さとキャリアに裏打ちされた確かな演技力で、物語に深みを与えています。
一般のドラマや映画を主戦場とする彼女が、他の作品でヌードを披露したという記録は見当たりません。
そう考えると、本作で見せた豊満なバストと見事なすっぽんぽんは、彼女の女優人生において、唯一無二の、極めて貴重なワンシーンである可能性が高いのです。
ヘアヌードこそ見えませんが、その覚悟と献身には、ただただ心を揺さぶられます。
そして、もう一人のヒロインが劇団「東京ガラパゴス」に所属し、舞台を中心に活躍する実力派・若狭ひろみです。
映画やドラマでも幅広く活動する彼女が、本作ではヌードを厭わない熱演を見せています。
二人の経験豊富な女優がスクリーンで対峙し、それぞれが持つ異なる魅力をぶつけ合う、その化学反応こそが本作に緊張感と見応えをもたらしています。
ホラーの名手として知られる寺内康太郎監督が、なぜこの作品を手掛けたのか？そして、なぜヌード経験のないベテラン女優二人を主演に迎えたのか？
本作は、安易にAV女優の過激さで勝負するのではなく、「経験豊富な実力派女優を脱がせる」という、極めて挑戦的な試みに打って出ました。
その挑戦が成功したかどうか、評価は観る者に委ねられます。
しかし、常に新しい表現の可能性を模索し、挑戦を青天井に許容する、それこそが「青春H」シリーズの真骨頂です。
本作は、その精神を最も純粋な形で体現した、意欲的な一作と言えるでしょう。