基本情報

| 作品名 | 絵のない夢 |
| 公開日 | 2011年7月9日 |
| 監督 | 長谷部大輔 |
| ヌード女優 | もも |
| ヘアヌード | 〇 |
ヌードギャラリー
もも
ヌード解説
常に新しい才能と表現を模索し続けた「青春H」シリーズ。
その第13作目として、異色の輝きを放つのが『絵のない夢』です。
東京藝術大学大学院出身という経歴を持つ新鋭・長谷部大輔監督が描く世界は、観る者の感性を激しく揺さぶる賛否両論の問題作となっています。
しかしその中心で輝く主演女優・もものミステリアスな存在感が、本作を忘れがたい一本へと昇華させています。
本作の最大の魅力は、主演を務めた女優・もも、その人と言っても過言ではありません。
彼女については、経歴のほとんどが謎に包まれています。
AV女優ではないかとの憶測も飛び交いますが、それを断定するソースはなく、その正体はベールに包まれたままです。
その謎めいた背景こそが、彼女の魅力を一層引き立てています。
劇中で彼女が披露するヘアヌードは、非常に大胆かつ理想的、CMNF的な要素も含まれ官能的なシーンとしての見応えは十分です。
素性が知れない女性が、スクリーンで全てを晒す…その事実が観る者の想像力をかき立て、倒錯的な興奮を生み出すのです。
物語はバイオレンスの色合いが濃く、人によっては「これが青春か?」と首を傾げるかもしれません。
ひとつのテーマに固執せず、監督の作家性を尊重する自由さこそが「青春H」シリーズの真骨頂です。
本作は難解で複雑なストーリーゆえに、評価が真っ二つに分かれています。
「面白い」と絶賛する声もあれば、「面白くない」という意見も理解できる、それこそが本作が単なる娯楽作品ではなく、観る者に思考を促すアート作品であることの証明です。
せっかくのヌードシーンが、難解な演出の中に埋もれてしまっていると感じる部分も、ある意味では贅沢な「勿体なさ」と言えるでしょう。
本作は万人におすすめできる作品ではないかもしれません。
だからこそ観る価値があります。
謎の女優「もも」が放つ抗いがたい魅力と、新鋭監督の野心的な演出がぶつかり合った、奇跡のような化学反応を楽しんでください、映画観をきっと豊かにしてくれるはずです。
ヘアヌードという刺激的な要素を入り口に、ぜひこの美しくも混沌とした映像世界に飛び込んでみてください。
そこには予定調和を嫌う「青春H」シリーズならではの、忘れがたい映画体験が待っています。







