基本情報
作品名 | アンチポルノ |
公開日 | 2017年1月28日 |
監督 | 園子温 |
出演 | 冨手麻妙、筒井真理子、不二子、小谷早弥花、吉牟田眞奈、麻美、下村愛、福田愛美、貴山侑哉、長谷川大、池田ひらり、沙紀、小橋秀行、河屋秀俊、坂東工、内野智 |
ヌードギャラリー
冨手麻妙
筒井真理子
下村愛
不二子
吉牟田眞奈
ヌード解説
制作背景と監督の意図
日活ロマンポルノ45周年を記念して企画された「ロマンポルノ・リブート」の一作として制作・公開された作品です。
伝統的なロマンポルノ作品の枠を超えた実験的なアプローチが注目を集めました。
本作の制作にあたり、「70分前後」「10分に1回程度の濡れ場」「撮影は1週間」「製作費は定額」「オリジナルストーリー」というマニフェストが設けられました。
監督の園子温は、「ロマンポルノに思い入れがない」「懐古趣味で映画を撮るのは嫌」という理由から、当初オファーを断るつもりでした。
しかし、「アンチポルノ(ポルノの否定)」であれば撮ると提案したところ、日活側がこれを受け入れ、本作が誕生しました。
作品の特徴
いち視聴者としては、制作サイドでのテーマに関する議論や小競り合いよりも、最終的にスクリーンで何が表現されたかが重要でしょう。
本作では支離滅裂ともいえるストーリーの中で、生きの良い女優たちが大胆な演技を披露している、その事実こそが本作を語る上での魅力の一つとなっています。
本作の特徴の一つとして、主要キャストがヌードを披露している点が挙げられます。
しかし従来のロマンポルノ作品に比べ、男女間の情事を描くシーンは極端に少なくヌードシーンの多くはそれ以外の場面で発生していることが特徴です。
冨手麻妙の挑戦
主演の冨手麻妙は、短いシーンながらもヘアヌードを披露しています。
元AKB48メンバーとして紹介されることが多いですが、アイドル時代に目立った活躍はしておらず、新進気鋭の女優としての挑戦と見るべきでしょう。
若くして大胆な演技に挑戦した彼女の姿勢には称賛を送りたいです。
今後の女優活動にも期待が高まるばかりです。
筒井真理子の存在感
また名女優・筒井真理子も50代とは思えぬ妖艶なヘアヌードを披露しており、彼女の演技力と存在感は作品に深みを与えています。
これが彼女にとって最初で最後のヘアヌード作品となる可能性が高いですね。
下村愛の覚悟
さらに、下村愛も本作でヌードを披露しています。
彼女はかつてAV女優・穂花として活動していたため、既にヌードを見たことがある人も多いかもしれないですね。
しかし、ポルノ映画とはいえ、一般映画の枠組みの中でのヘアヌードはまた異なる意味を持ちます。
彼女の覚悟と演技には、素直に敬意を表したいです。
ちなみに吉牟田眞奈も公式にはヘアヌードを披露しているとされているが、遠目からのアングルによるものが中心であり、直接的な描写は少ないです。
作品の意義と評価
やはり本作の話題の中心は、元AKB48の冨手麻妙によるヘアヌードでしょう。
アイドル出身者がスクリーンで大胆な姿を見せることのインパクトは大きく、彼女の演技力と共に観客の関心を引く要素となっています。
本作は、日活ロマンポルノの伝統的な作風とは一線を画しており、「アンチポルノ」として新たな試みを行った作品であります。
それにもかかわらず、結果的に4人の女優がヘアヌードを披露することとなり、ロマンポルノの歴史においても特異な位置を占めることになりました。
その功績だけでも、本作は一見の価値があると言えるでしょう。