基本情報
作品名 | けっこう仮面 新生 -REBORN- |
公開日 | 2012年6月2日 |
監督 | 笠木望 |
出演 | ?、希志あいの、戸田れい、清水美砂子、青木佳文、粕谷佳五、鈴鹿貴規 |
ヌードギャラリー
けっこう仮面
ヌード解説
全体のけっこう仮面シリーズとしては11作目の作品で、2025年現在としては最新の実写化作品となっています。
う~…ん、悪い意味で歴史は繰り返すというか…。
まずは作品の良いところしては、映画としての完成度はシリーズでも屈指かと…。
今までのシリーズ作品は低予算や演者の大根っぷりを、敢えてコントっぽく仕上げて「B級映画だからギリギリ許せるっしょ?」といった半ば開き直りのような姿勢が丸見えでした。
今回は一応の気概と作品に対する熱意は認めます、映像美も含めてしっかりと映画として成立させるために妥協しないという姿勢は感じられます。
ただそれってアクション映画として成立させる努力であって「けっこう仮面」に対するリスペクトや作品愛はちょっと感じられませんでした。
それでもヌードシーンさえしっかりしたものであれば、全て覆るのですがハッキリ言ってヌードシーンが一番の問題です!
けっこう仮面しか脱がないことも問題ですが、けっこう仮面の登場シーンはすべて暗がりの地下室や屋外の場合でも逆光で姿がとにかく見えづらい!
もちろんカメラマンが素人という訳では無く、「前貼りは映したくない、しかし安易に股間にモザイクはかけたくない」といったけっこう仮面を撮るうえで必ず直面する問題を、「画面を暗くして見づらくする」という方法で回避したことが悪手と呼ばざるを得ません。
そしてヒロインに当時バリバリの人気AV女優だった希志あいのを起用したにもかかわらず、一切脱がせなかったことにも疑問です。
けっこう仮面の醍醐味と言えば、けっこう仮面のすっぽんぽんと同じく、凌辱される女生徒・ヒロインのヌードも欠かすことは出来ません。
そこを蔑ろにされ、AV女優の服を着た演技を延々と見せつけられては、原作リスペクト以前にけっこう仮面を見に来る人たちのニーズが何なのかを理解しているのか?すら疑いたくなってしまいます。
けっこう仮面フォーエバーから5年、久々にけっこう仮面の実写化が世に出るということでファンは喜んだことでしょう。
それもVシネマではなく劇場公開作品を、天下のAMGエンタテインメントが制作するということで期待度はなかなか高めだっただけに、肩透かしを食らった感は否めません。
「REBORN」は再生・生まれ変わりを意味します、こんなカタチで生まれ変わっても誰も得をしません。
しっかりとニーズを踏まえたうえで、古参ファンを満足させ、新規層を取り込み、我々のようなヌード目当てのすっぽんぽん信者もしっかりと悦ばせる。
少々難しいミッションですが、けっこう仮面のリバイバル・ブームが日本列島で起こる その日を信じて待ちましょう。